“パタゴニア”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法洲50.0%
波多伍若50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法洲パタゴニアでは疾風が吹き荒れ、マぜラン海峡では雨がすさまじく降りそそいでいた。三舎巷サンチアゴに雲やどり、跋波磯バルパライソを月はすみかとす。いまや家郷の山とは千万里も離れて、遠く太平洋の西にいるのだ。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(船はマゼラン海峡に入っても風はまだおさまらず、怒濤の音のひびくうちに夕陽がしずんでゆく。平原は平らかに布のごとくみえ、これこそが波多伍若パタゴニア州であると知ったのである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)