“ニティルダ・アンティクス”の漢字の書き方と例文
語句割合
旧根樹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、旧根樹ニティルダ・アンティクスという絶滅種ではないのか。根を二十身長も地下に張るというこのアフリカ種は、とうに黒奴こくど時代の初期に滅びつつあったはずである。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その下は、ただ鹹沢しおざわの結晶がかさのようにみえるだけで、旧根樹ニティルダ・アンティクスの枯根がぼうぼうと覆うている。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ただ枯れた幹をおとした旧根樹ニティルダ・アンティクスの、錯綜さくそうの根がゆらぐ間にみえるのだ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)