“ジャムカ”の漢字の書き方と例文
語句割合
札木合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
札木合ジャムカ (よろめきつつ矢を抜き取って)いや、傷つきはせぬ、おお! この矢には、白い馬の尾が結んであるぞ。これは何の意味だ。
札木合ジャムカ それも無理ではない。この籠城は、単なる合戦ではないことが、城下の者どもに解らんのは当り前ではないか。蒙古戦国の世だ。
裸かの全身に矢の突き刺さった死体を、札木合ジャムカの前に下ろす。みな暗然として屍骸に見入る。城兵一人、上手の扉より駈け入る。