“アホートヌイ・リャード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猟人広場50.0%
狩人広場50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モスクヷの中に小さい行動半径を描いているその猟人広場アホートヌイ・リャードの名物であった露店商人の行列が、七ヵ月留守して帰ってみたら、ほとんどなくなっている。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
あらゆる食料品を並べてぎっしり列をつくっている露店商人と、その前をぞろぞろ往復していた男女の通行人の姿が消えて、猟人広場アホートヌイ・リャードから劇場広場の方角へ、見とおしがきくようになった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
伸子たちの住んでいるアストージェンカの角から猟人広場アホートヌイ・リャードまでゆく道の右側、モスクヷ河岸に、少くとも七階か八階建てになりそうな巨大な建築工事がはじまっていた。それはソヴェト宮殿だった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
伸子が帰ってきたとき、狩人広場アホートヌイ・リャードから消えていたモスクヷの露天商人——闇市の、その根が全国的にひきぬかれようとしている。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)