“ぼんのうしせい”の漢字の書き方と例文
語句割合
煩悩熾盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それほど私は俗界の紛紛に悩まされたのだった。隠棲の隠棲らしさはむしろかえって煩悩熾盛ぼんのうしせいの若い時にこそある。そこには俗界の生活とのあいだにはっきりと明暗黒白のけじめが出来る。
独り碁 (新字新仮名) / 中勘助(著)