“びんざう”の漢字の書き方と例文
語句割合
敏三100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時刻むその秒の、その秒すらも絶えざりき。その小さき恩賜の時計、父死にて母に伝へき。その母も、ちちちちと、その音聴きき。子の敏三びんざうあはれよと、命よと、また継ぎ巻きぬ。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)