“ひせんめつしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
被殲滅者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当然、それらは敵の重囲に陥ちて、ふたたび帰ることない被殲滅者ひせんめつしゃとは察しられながら、貝の音は、子をさがす母のように、いつまでも、あきらめきれぬその呼び貝を、夜の野に、吹いていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)