“にっきだんじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
仁木弾正100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せり上る時はセビロの仁木弾正にっきだんじょうだね。穴の中は電気灯であかるい。汽車は五分ごとに出る。今日はすいている、善按排いいあんばいだ。隣りのものも前のものも次の車のものも皆新聞か雑誌を出して読んでいる。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仁木弾正にっきだんじょうは鼠を使って忍びの術で入り込んだが、七兵衛は七兵衛冥利だ、こいつは一番、このお城の中の隅から隅——六十八万石の殿様のお居間から、諸士方の宿直部屋とのいべや飯炊場ままたきばも、床下も
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)