“たつよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辰代50.0%
龍代50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長火鉢の前に坐っていた女主人の辰代たつよが格子戸の音に振向きざま、中腰に二三歩して、片膝と片手とを畳につき、するりと障子を引開けてみた。
変な男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
両親も兄弟も無い有名な我儘者わがままもので、同時に小樽から函館へかけた、社交界の女王と呼ばれていた、龍代たつよさんと称する二十三歳になる令嬢が、小母さんと称する、中年の婦人を二三人お供に連れて
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)