“せきしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
昔者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔者せきしゃ、旧水戸藩において学校の教育と一藩の政事とを混一していわゆる政治教育の風をなし、士民中はなはだ穏かならざりしことあり。政教混一の弊害、明らかに証すべし。
政事と教育と分離すべし (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
昔者せきしゃは今よりも荘厳にものされた代りには、お籠りの男女、夜暗に互いのおもいを通わせ、日頃の恋をその夜に遂ぐるなど、とんだ粋ごとも行われて、あんまり一貫三百ただ取りでもなかったらしく
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)