“しかりべつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
然別100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌る朝、マネキン達は折角、遠い処まで来たのだから、然別しかりべつの湖まで行ってみようと話しあっていた。勿論、伊代もその中へ這入っていた。
帯広まで (新字新仮名) / 林芙美子(著)
私は北海道へ來て、興味を持つてゐる湖はこの摩周と、帶廣の奧の然別しかりべつ湖であつた。摩周湖は自分の空想した湖よりも神々しかつた。渚に人を寄せつけない孤立した湖だけに、地味で雄大であつた。