“さわらまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
佐原町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下総しもうさ佐原町さわらまちには、忠敬の旧宅が今でも残っていて、これらの書物や、測量に使った器械道具なども保存されているので、これはまことに貴重な記念物であります。
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)
しかしそれでもなかなかその方に向うことなどは思いもよらない処であったので、十八歳になった際には、下総しもうさ佐原町さわらまちの伊能家に婿養子に遣られ、その時忠敬と名のることとなったのでした。
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)
ところで伊能家は元来は佐原町さわらまちの豪家であったのでしたが、この頃家運が甚だ衰えていましたので、忠敬はそこへ赴くと共に、まず家運を恢復かいふくすることに全力を尽さなくてはならなかったのです。
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)