“ごいしんぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御維新前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年の暮がちかづいて、崖下の貧民窟で、提灯の骨けずりをして居た御維新前ごいしんぜんのお籠同心かごどうしんが、首をくくった。遠からぬ安藤坂上あんどうざかうえの質屋へ五人連の強盗が這入って、十六になる娘を殺して行った。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)