“こみつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小光50.0%
小三津25.0%
巨密25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と十風は笑ふ。三藏は默つて返辭をせずに歩く。暫く歩くにつれて先刻迄自分の頭を支配してゐた小光こみつの事が又思ひ出される。竹本小光といふのは今日の眞打であつた。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
この場には和藤内の父母と、和藤内と錦祥女きんしょうじょと、唐人と唐女が出る。錦祥女は小三の弟子の小三津こみつというのが勤めていた。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのくせ東京の真ん中へ乗出してというもの、他の座員たちに対しては、以前より一層ネツく、以前より一層きびしく、すべてにわたって巨密こみつに由良は指図した。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)