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こうじざか
ふりがな文庫
“こうじざか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
柑子坂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柑子坂
(逆引き)
柑子坂
(
こうじざか
)
を、お通は後から降りて行った。先へ駈けて行った城太郎以上に、心は坂の下へ飛んでいたが、かえって足が急がないのである。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「この
柑子坂
(
こうじざか
)
の下で宮本武蔵という男が今物々しい身支度をして、太刀のさやを払い、往来に突っ立って、通行の者をいちいちすごい眼で調べている」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出会いがしらに
柑子坂
(
こうじざか
)
の上から降りてきた編笠の人があった。
五倍子染
(
ふしぞめ
)
の着物を着ており、羽織はまとわず、
革袴
(
かわばかま
)
に草履という身ごしらえ——もちろん大小は横たえている。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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