“くげさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
公卿様50.0%
公家様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大弐様はエライ大学者でね、朝廷のお公卿様くげさまや、諸国のお大名方で、争って大弐様のお弟子になったちうことです。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やんごとなき公卿様くげさまの姫君でいらせられるというお話であるのに、それが、好んで身分違いの女をお愛しなさるということこそ、恋は思案のほかである。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
恐れながら、左様な不浄の次第ゆえに、公家様くげさまにはこのところを御動座あそばされるようにお願いでござりまする、二の丸に新たに御座所の用意を
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まことに貴い公家様くげさまでござって、女高山の婆さんは、エライといっても身分としては、信州飯田の一商家の女に過ぎないが、徳大寺様ときた日には、畏多おそれおおくも天子様の御親類筋で
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)