“きがに”の漢字の書き方と例文
語句割合
黄蟹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数千匹の黄蟹きがにが何者かに追われて必死に逃げまわるように、私の酔眼すいがんにうつって来た。今宵は蟹のお祭りだ。今夜は風の宴だ。遁走とんそうする蟹の大群の後方から、風がひょうひょうと音立てて吹きつけた。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)