“かれがれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句 | 割合 |
---|---|
嗄々 | 50.0% |
枯々 | 50.0% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聖人は動くことも容易でない老体であったが、源氏のために僧都の坊へ来て護身の法を行なったりしていた。嗄々な所々が消えるような声で経を読んでいるのが身にしみもし、尊くも思われた。
そのしかえられたばかりの、つやゝかに、青々とした竹のいろがいたずらに冷めたくその間で光っていた。——すべてのその枯々とした中で、みるかぎり、どこにも人のいるらしい影はなかった。
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