“うめもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楳本66.7%
梅本33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の名は楳本うめもと法神。金沢の人。人よんで今牛若という。十五にして富樫白生流の奥義をきわめ、家出して山中に入り剣技をみがいた。
花咲ける石 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
この流派は元は富樫白生流と称するのだが、楳本うめもと法神が現れてから法神流と称するに至った。
女剣士 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
かれは、上京以来、父の俊亮しゅんすけにはたびたび手紙を書いた。それはすべて喜びにみちた手紙だった。恭一きょういち大沢おおさわや新賀や梅本うめもとにも、おりおり思い出しては、絵はがきなどに簡単な生活報告を書き送った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)