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『腹のへった話』
ふりがな文庫
『
腹のへった話
(
はらのへったはなし
)
』
申すまでもなく、食物をうまく食うには、腹をすかして食うのが一番である。満腹時には何を食べてもうまくない。 今私の記憶のなかで、あんなにうまい弁当を食ったことがない、という弁当の話を書こうと思う。弁当と言っても、重箱入りの上等弁当でなく、ごく …
著者
梅崎春生
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「あまカラ 4月号 第六十八号」甘辛社、1957(昭和32)年4月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
屯
(
トン
)
花蓮
(
かれん
)
碇泊
(
ていはく
)
艱難
(
かんなん
)
蘇澳
(
そおう
)