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『本質的な文学者』
ふりがな文庫
『
本質的な文学者
(
ほんしつてきなぶんがくしゃ
)
』
日本の文學に對して、僕は常に或る滿たされない不滿を持つて居た。それは僕の觀念する「文學」が、日本の現存してゐる文學とどこか本質に於て食ひちがつて居り、別種に屬して居たからである。然るに梶井君の作品集「檸檬」を讀み、始めて僕は、日本に於ける「 …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「評論 第十六號」1935(昭和10)年9月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
衝動
(
パツシヨン
)
章魚
(
たこ
)