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『文房具漫談』
ふりがな文庫
『
文房具漫談
(
ぶんぼうぐまんだん
)
』
* 私は久しい以前から万年筆を使つたことがなく、日本紙と西洋紙と、二た通り原稿用紙を作つておいて、日本紙の時は毛筆、西洋紙の時は鉛筆を使ふやうにしてゐる。これは趣味と云ふこともあるのだが、私の場合は、寧ろ実際の上の必要が然らしめたのである。 …
著者
谷崎潤一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文藝春秋」1933(昭和8)年10月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
億劫
(
おくくふ
)
山梔
(
くちなし
)