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『宇野浩二君を思う』
ふりがな文庫
『
宇野浩二君を思う
(
うのこうじくんをおもう
)
』
二十一日午後十一時ごろ、すでに床について、まさに眠りが訪れようとしていたわたくしは二つの新聞社から起こされて、宇野君の訃に驚かされた。君が一年ばかり前から病臥していたことはもとより知っていた。しかし、元来ねばり強く壮健な体質で、時々病臥しな …
著者
佐藤春夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「河北新報」1961(昭和36)年9月25日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
臥
(
が
)
訃
(
ふ
)