聖三稜玻璃せいさんりょうはり01 聖ぷりずみすとに与ふ01 せいぷりずみすとにあたう
尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を發見したのは極めて最近である。其あるものに至つては手足を切るやうな刄物を持つてゐる。それは曾ての日本の詩人に比例なき新鮮なる景情を創つた。たとへば湧き上るリズムをも尊兄はその氣禀をもつて中途で斬つてしまふ。又多 …
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聖三稜玻璃:02 聖三稜玻璃 (旧字旧仮名)山村暮鳥 (著)