尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を發見したのは極めて最近である。其あるものに至つては手足を切るやうな刄物を持つてゐる。それは曾ての日本の詩人に比例なき新鮮なる景情を創つた。たとへば湧き上るリズムをも尊兄はその氣禀をもつて中途で斬つてしまふ。又多 …
| 著者 | 室生犀星 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
題名が同じ作品
| 著者 | 室生犀星 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |