トップ
>
『墓場』
ふりがな文庫
『
墓場
(
はかば
)
』
終戦後の今日、思い出されるのは、わが友アレックス・ペンダア君のことである。 ペンダア君は今度の欧洲戦争であわてて帰国したイギリス人の一人である。白髪あからがおの、一見初老の紳士で、仕事はなにもしていないらしく、毎日海岸を小犬をつれて散歩して …
著者
西尾正
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「真珠」探偵公論社、1947(昭和22)年11・12月合併号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一月
(
ひとつき
)
為事
(
しごと
)
砂煙
(
すなけむり
)
虧
(
か
)