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『射撃について』
ふりがな文庫
『
射撃について
(
しゃげきについて
)
』
松の木山に銃声がいくつもとどろいた 山の上に赤い旗がうごかない雲を待っている 銃声が止むとごとんごとんと六段返しみたいに的が回転する おれの弾は調子づいたとみえてうつたびに景気のいい旗が上った おれの眼玉は白雲ばかり見ていた …
著者
竹内浩三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
弾
(
たま
)
的
(
まと
)