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『海よ』
ふりがな文庫
『
海よ
(
うみよ
)
』
門を閉ぢよ心を開け…… それで私は表を閉めて 裏の垣根を越えてきた 蜜柑畠の間を拔けて 海よお前の渚に かうして私は一人できた ああ陽炎のもえる初夏の小徑 眩めく砂の上で 海よ私は何を考へよう 思出のやうにうすぐもつて 藍鼠色にぼんやりした …
著者
三好達治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「婦人公論」1939(昭和14)年8月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眩
(
めくる
)
初夏
(
しよか
)