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『兄ちゃん』
ふりがな文庫
『
兄ちゃん
(
にいちゃん
)
』
吹きっさらしの田圃には もう、村の誰も出ていない だのに、私の家では麦蒔きがすまない 取り入れ半ばに兄ちゃんが召集されて あとに残った女手二つ 私とおっ母とであくせくと麦蒔き 毎日、朝早くから晩おそくまで かたい刈株をうちかえし、うねをつく …
著者
木村好子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「プロレタリア詩」1931(昭和6)年12月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
誰
(
たあれ
)
生活
(
くらし
)
田圃
(
たんぼ
)