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『手をさし延べよう!』
ふりがな文庫
『
手をさし延べよう!
(
てをさしのべよう!
)
』
食慾が針のように 空らっぽの胃を刺激する かつての日の満腹は夢のようだ 生きるために食うのか? 食うために生きるのか? どちらでもいいここで議論は胃を満たさない おれたちは飢え渇えている 凧!糸の切れた凧だ! 生存が切断される同志よ おれた …
著者
陀田勘助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「鎖」1923(大正12)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
芥箱
(
ごみばこ
)
麺麭
(
パン
)