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『岩清水』
ふりがな文庫
『
岩清水
(
いわしみず
)
』
いろ青ざめて谷間をはしり、 夕ぐれかけてただひとり、 岩をよぢのぼれるの手は鋼鐵なり、 ときすべて液體空氣の觸覺に、 山山は茜さし、 遠樹に光る、 わが偏狂の銀の魚、 したたるいたみ、 谷間を走りひたばしる、 わが哀傷の岩清水、 そのうすや …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
遠樹
(
とほき
)
茜
(
あかね
)
鋼鐵
(
はがね
)