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『供養』
ふりがな文庫
『
供養
(
くよう
)
』
女は光る魚介のたぐひ みなそこ深くひそめる聖像 われ手を伸ぶれど浮ばせ給はず しきりにみどりの血を流し われはおんまへに禮拜す 遠くよりしも歩ませ給へば たちまち路上に震動し 息絶ゆるまでも合掌す にちにち都に巡禮し もの喰まざればみじめに …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
喰
(
は
)
瞳
(
め
)