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『放蕩の虫』
ふりがな文庫
『
放蕩の虫
(
ほうとうのむし
)
』
放蕩の蟲は玉蟲 そつと來て心の底で泣く蟲 夜としなればすずろにも リキユールグラスの端を這ふ蟲 放蕩の蟲はいとほしや 放蕩の蟲は玉蟲 青いこころでひんやりと 色街の薄らあかりに鳴く蟲 三味線の撥にきて光る蟲 放蕩の蟲はせんなや …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
端
(
へり
)
撥
(
ばち
)