放蕩の虫ほうとうのむし
放蕩の蟲は玉蟲 そつと來て心の底で泣く蟲 夜としなればすずろにも リキユールグラスの端を這ふ蟲 放蕩の蟲はいとほしや 放蕩の蟲は玉蟲 青いこころでひんやりと 色街の薄らあかりに鳴く蟲 三味線の撥にきて光る蟲 放蕩の蟲はせんなや …
作品に特徴的な語句
へり ばち