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『愚かな朝の話』
ふりがな文庫
『
愚かな朝の話
(
おろかなあさのはなし
)
』
窓に限られた小さな空が紺碧に澄み渡つて、——何かかう今日の一日は愉快に暮せさうな、といふやうな爽々しい気持が、室の真中に上向けに寝転むだ儘、うつとりとその空を眺めあげた私の胸にふはふはと感ぜられました。 能ふ限り、意識して——その意識がワザ …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「秀才文壇 第二十一巻第四号(四月号)」文光堂、1921(大正10)年4月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
閉場
(
かぶ
)
眼瞼
(
まぶた
)