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『凸面鏡』
ふりがな文庫
『
凸面鏡
(
とつめんきょう
)
』
「君は一度も恋の悦びを経験した事がないのだね。——僕が若し女ならば、生命を棄てゝも君に恋をして見せるよ。」と彼のたつた一人の親友が云つた時、 「よせツ、戯談じやねえ、気味の悪るい。」、と二人が腹を抱へて笑つてしまつて——その笑ひが止らない中 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 第二十五巻第八号(八月号)」春陽堂、1920(大正9)年8月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嫁
(
い
)
嫁
(
ゆ
)
先程
(
さつき
)