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『かたくり』
ふりがな文庫
『
かたくり
(
)
』
私が——これは私たちがと言つた方がいいのだ。その時には私たちは三人づれでそこに出かけて行つたのだから——村はづれの谷田の澪に沿つた堤で、初めてカタクリの群落を見つけたのは、ほんの偶然の機会であつた。 四月にはいつたばかりの或る日。林にも野に …
著者
水野葉舟
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
壊
(
く
)
寒
(
かん
)
谷田
(
やつだ
)