トップ
>
『妻恋行』
ふりがな文庫
『
妻恋行
(
つまこいゆき
)
』
さびれ切つた山がかりの宿のはづれ、乗合自動車発着所附近。上手に待合小屋、下手に橋。奥は崖、青空遠く開け、山並が望まれる。 夏の終りの、もう夕方に近い陽が、明る過ぎる。よそ行きの装をした百姓爺の笠太郎が、手紙らしいものを右手に掴んで、待合の前 …
著者
三好十郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 戯曲
初出
「新潮」1935(昭和10)年2月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約34分(500文字/分)
朗読目安時間
約57分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悉皆
(
しつきやあ
)
切
(
ぎ
)