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『炉辺』
ふりがな文庫
『
炉辺
(
ろへん
)
』
數年まへの春、木曾へ旅したときのこと。落ちつく先は、奈良井にしようか、藪原にしようか、とちよつと氣迷つたのち、——まづ、鳥居峠を越えて、藪原までいつてみた。いい旅籠でもあつたら、とおもひながら、お六櫛などをひさいでゐる老舖などのある、古い家 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
老舖
(
しにせ
)
鶫
(
つぐみ
)
題名が同じ作品
炉辺
(新字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)