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『高原にて』
ふりがな文庫
『
高原にて
(
こうげんにて
)
』
昨日の夕方、輕井澤から中山道を自動車で沓掛、古宿、借宿、それから追分と、私の滯在してゐる村まで歸つてきたが、その古宿と借宿との間には高原のまん中にぽつんぽつんと半ばこはれかかつた氷室がいくつも立つてゐて、丁度いまそのあたり一面に蕎麥の白い花 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「芥川龍之介全集 第一巻月報」1934(昭和9)年10月15日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
追分
(
おひわけ
)
借宿
(
かりやど
)
古宿
(
ふるじゆく
)
沓掛
(
くつかけ
)