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『ミミズ酒と美女』
ふりがな文庫
『
ミミズ酒と美女
(
ミミズざけとびじょ
)
』
梅雨の、わが庭に蚯蚓が這いだしてきた。一匹は南に向かい、一匹は西に行く。一体、蚯蚓はどこを目当てに這って行くのであろう。 それはともかく、蚯蚓は釣りにはなくてはならぬ餌である。私は若い頃から釣りを好み、就中鮒釣りやなまず釣りに熱中するから、 …
著者
佐藤垢石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
就中
(
なかんづく
)
蚯蚓
(
みみず
)