歌の口調がいいとか悪いとかいう事の標準が普遍的に定め得られるものかどうか、これは六かしい問題である。この標準は時により人により随分まちまちであってその中から何等かの方則といったようなものを抽き出すのは容易な事とは思われない。 しかし個人的に …
| 著者 | 寺田寅彦 |
| ジャンル | 言語 > 日本語 > 音声 音韻 文字 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「朝の光」1922(大正11)年3月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |