枯淡の風格を排すこたんのふうかくをはいす
「枯淡の風格」とか「さび」というものを私は認めることができない。これは要するに全く逃避的な態度であって、この態度が成り立つ反面には、人間の本道が肉や慾や死生の葛藤の中にあり、人は常住この葛藤にまきこまれて悩み苦しんでいることを示している。と …
作品に特徴的な語句
すべ 言種いいぐさ
題名が同じ作品
枯淡の風格を排す (新字旧仮名)坂口安吾 (著)