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『変装綺譚』
ふりがな文庫
『
変装綺譚
(
へんそうきたん
)
』
図書館を出て来たところであつた、たゞひとりの私は——。脚どりが、とてもふわ/\してゐるのを吾ながら、はつきりと感じてゐたが、頭の中に繰り拡げられて行く夢の境と今、其処に足が触れてゐる目の前の風景とが難なく調和してゐるので、面白気に平気で歩い …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第二十七巻第十号」1930(昭和5)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約43分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
御髪
(
おぐし
)
微風
(
そよかぜ
)