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『仔牛』
ふりがな文庫
『
仔牛
(
こうし
)
』
仔牛は日向に たつてゐた 細い四足すつきり伸びて 小さいひづめは繁縷ふんで。 日永、半日 たつてゐた 青いお目々は牡丹をみつめ 黝いお鼻は匂ひにぬれて。 すると日暮にお角が生えた。 空に小さく三日月でゝた。 …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「チチノキ」1935(昭和10)年2月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
小
(
ち
)
繁縷
(
はこべら
)
題名が同じ作品
仔牛
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)