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『鍛冶屋の子』
ふりがな文庫
『
鍛冶屋の子
(
かじやのこ
)
』
何時まで経つてもちつとも開けて行かない、海岸から遠い傾いた町なんだ。 ——街路はせまい、いつでも黒くきたない、両側にぎつしり家が並んでゐる、ひさしに白いほこりが、にぶい太陽の光にさらされてゐる、通る人は太陽を知らない人が多い、そしてみんな麻 …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新美南吉十七歳の作品日記」牧書店、1971(昭和46)年7月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
父
(
と
)
母
(
かあ
)