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『土浦の川口』
ふりがな文庫
『
土浦の川口
(
つちうらのかこう
)
』
冬とはいふものゝまだ霜の下りるのも稀な十一月の十八日、土浦へついたのはその夕方であつた、狹苦しい間口でワカサギの串を裂いて居る爺はあるが、いつもの如く火を煽つてはワカサギを燒いて居るものは一人も見えないので物足らず淋しい川口を一廻りして、舟 …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「馬醉木 第九號」1904(明治37)年2月27日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
俺
(
おれ
)
宗道
(
そうだう
)