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『偶感一束』
ふりがな文庫
『
偶感一束
(
ぐうかんいっそく
)
』
賑やかな春の芝居も一向に心を惹かない。旅をしよう。旅をしよう。 旅と云へば、旅にゐて、都を想ふ、これも旅の楽しさ、なつかしさである。 まして、こゝ、灯は暗し、某々劇場の花ランプさへ、幻に、奇しくも美しい。 今年は……と、癖になつてゐるのか、 …
著者
岸田国士
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 演劇
初出
「時事新報」1925(大正14)年1月9日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
奇
(
く
)
暗
(
くら
)