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『時 処 人』
ふりがな文庫
『
時 処 人
(
とき ところ ひと
)
:
――年頭雑感――
(
――ねんとうざっかん――
)
』
芝居の脚本を書くのには、まず、標題のつぎに、その劇が行われる時と場所と登場人物とを、はつきり書きあげるのが定石である。 私はいま、ここで脚本を書くつもりはないが、年々歳々、違つた場所で正月を迎えるのが例のようになつてしまつた私の年頭感は、ま …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「日本経済新聞」1954(昭和29)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
守
(
かみ
)
小禽
(
ことり
)
津
(
つ
)