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『裏切り』
ふりがな文庫
『
裏切り
(
うらぎり
)
』
ぼくが阿久津に働いていたので、日野が出入りするようになりました。彼が元子爵の息子だというのは本当です。 しかし奴めを斜陽族と云うのはとんでもないことで、彼が戦前ぼくと中学同級のとき、すでに裏長屋同然のところから通学しておりました。彼の父の子 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第五一巻第九号」1954(昭和29)年9月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間11分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間59分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
村社
(
むらこそ
)
交驩
(
こうかん
)
仰有
(
おっしゃ
)
脣
(
くちびる
)