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『酒のあとさき』
ふりがな文庫
『
酒のあとさき
(
さけのあとさき
)
』
私は日本酒の味はきらひで、ビールの味もきらひだ。けれども飲むのは酔ひたいからで、酔つ払つて不味が無感覚になるまでは、息を殺して、薬のやうに飲み下してゐるのである。私は身体は大きいけれども胃が弱いので、不味を抑へて飲む日本酒や、ビールは必ず吐 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「光 第三巻第四号」1947(昭和22)年4月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
臍
(
ほぞ
)
名題
(
なだい
)
杜撰
(
ずさん
)
米
(
メートル
)