トップ
>
『立札』
ふりがな文庫
『
立札
(
たてふだ
)
:
――近代伝説――
(
――きんだいでんせつ――
)
』
揚子江の岸の、或る港町に、張という旧家がありました。この旧家に、朱文という男が仕えていました。 伝えるところに依りますと、或る年の初夏の頃、この張家の屋敷の一隅にある大きな楠をじっと眺めて、半日も佇んでいる、背の高い男がありました。それを、 …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「日本評論」1941(昭和16)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
大彫
(
たあちあん
)
拳
(
けん
)
熊掌
(
ゆうしょう
)
銀茸
(
ぎんこ
)
鹿鞭
(
ろくべん
)